ミレニアムシードバンク 種の保存方法

kew_planets_biodiversity02.jpgイギリスにある王立植物園、通称”キューガーデン”。ここには”ミレニアムシードバンク”という施設があります。この施設の名前は、同時にプロジェクトの名前でもあります。世界中から送られてくる植物の種を保管して、地球上の植物の多様性を維持していくというのです。
これまでにも子供向けのプロジェクトの中で施設の紹介VTRをアップしましたが、ご覧いただけたでしょうか? 今回は、大人向けです。送付された種をどのような手順を追って保管するのかを、ミレニアムシードバンクの技術訓練部長ロビン・プロバート氏が案内してくださいます。

kew_planets_biodiversity03.jpgポイントは、種に生体反応があるかをⅩ線で調べることです。発芽しないものを保管して、いざ再繁殖しようとしてもできませんよね。

じっくり時間と手間をかけて保管に至る、最適な発芽条件を調べて記録しておき、再繁殖の際に役立てる。本当に1000年先を見据えた計画だと思います。

【参考サイト】
キューガーデンのHP(英語)。
http://www.kew.org/video/saving-biodiversity/saving-biodiversity-video.htm