豊かな海を取り戻せ!鉄の不思議な力

1130tetsu1.jpg
人間のカラダにも適度な鉄分が必要ですが、それは海水のにも有効な様です。

四方を海に囲まれた島国、日本で進められている、海の自然を守り、その海を豊かにするエコなテクノロジーをご覧下さい。

皆さんは、磯焼けっていう現象をご存知ですか?
海の中に生えている昆布やワカメ、これらの海藻類が弁償し、変わりに石灰藻という白くて硬いからのような藻が、海底の岩の表面をおおいつくす状態をそう言うそうです。

磯焼けが進むとどうなるか?海藻がなくなることにより、生態系のバランスが崩れ、魚が寄り付かなくなり、海が死んでしまうという恐ろしいことになるのです。日本全国の海では、こうした磯焼けが日本全国で見られ、深刻な環境問題になっています。

では、磯焼けの原因はというと、温暖化によって、海水温が上昇したり、砂や泥が大量に海水に流入したり、また、水質が汚染され海が濁ることによる光量不足だったりと、要は、環境汚染や地球温暖化に伴うことが原因の様です。

そんな磯焼けが進み、藻場として回復が困難と言われた場所に、鉄や腐植土のユニットを設置することにより、海を蘇えさせる魔法の様なプロジェクトが今回のコンテンツです。

1130tetsu2.jpg
すでにこうした取り組みは少しずつ行われている様ですが、このユニット設置により、海底に海草が蘇り、藻場として海が蘇った成功事例がいくつか報告されています。

鉄と腐植土。腐植土は豊かな森の落ち葉等によりもたらされますが、鉄の供給は自然界では不安定で量もわずかです。実はこの二つが結びつくことにより、海水が活性化され、豊かな海草が生える藻場が取り戻されるのです。

つまり、海の環境を守るためには、豊かな森から流れ出す腐植土の養分がとても重要なことがお解かり頂けるでしょう。
鉄と自然界との共同作業により生まれ変わる豊かな自然。自然環境を取り戻し、地球温暖化にも一役買いそうなこの技術に注目です。

1130tetsu3.jpg

現地で漁業を営む猟師さんや大学の教授、そして、森は海の恋人をスローガンに、牡蠣や帆立の養殖をしているにも関わらず、気仙沼で植林活動を進める、畠山さんのメッセージ、必見です。

関連webサイト
水産庁 磯焼け対策ガイドライン
http://www.jfa.maff.go.jp/release/19/021502-01.htm

EICネット用語集「磯焼け」
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2909

※訂正とお詫び:
番組冒頭のテロップで、

「鉄の廃材と腐植土を使用した藻場再生プロジェクト」とありますが、

正式には、
「鉄鋼生産の副産物と腐植土を使用した藻場再生プロジェクト」となります。
内容に誤りがありましたこと謹んでお詫び致します。