ゴリラの森を守る取り組み~ルワンダ

毎年6月5日は、(WED: World Environment Day)です。国連環境計画(UNEP)は「この日は環境のことを考え、様々な方法でお祝いをしよう」と世界中に呼びかけています。2011年は国連の定めた「国際森林年」をサポートするため、森林と自然と人とのかかわりあいを考えたいろいろな活動やイベントが、ホスト国のインドや、世界各国で開催されました。

その2011年の世界環境デーのウェブサイトのために撮影、編集されたのが今回の番組です。これは、昨年2010年の世界環境デーのホスト国だったルワンダで発足したプロジェクト(WED Legacy Project)の一環で、WEDのサイトに登録した人たちによって名づけられた3匹のマウンテンゴリラの様子を紹介したもの。3日に分けて作られ、この番組はその1日目です。

この世界環境デー遺産プロジェクトでは、個人、組織が何らかの環境活動をWEDのウェブサイトに登録するたびに10ドルの支援が約束される仕組みで、最終的には約10万ドルをゴリラ保護に寄付することができました。

番組では、冒頭で寄付を使ったゴリラ保護の仕組みを紹介。火山国立公園の周辺に住む人々が石の壁を作り、維持することでゴリラの住む森を守っています。この石の壁は、建設で報酬を得られ、バッファローが農地を通るのを防ぐので、人々にとってもメリットがあります。番組の後半では森に住むゴリラの群れが紹介されます。もちろん、2010年の式典で名前をつけられ、1歳になったレガシィも出てきます。アフリカの森へ、しばしの旅をお楽しみください。

執筆:曽我 美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net

[関連サイト]
● UNEP WED Legacy Gorillas Diaries(英語)
今回の取り組みを紹介しているサイトです。
http://www.unep.org/wed/news/rwandalegacy.asp

● UNEP(日本語)
UNEPの世界環境デーの取り組みを簡単に紹介した日本語サイトです。
http://www.unep.or.jp/japanese/ws/news-Jun8-2011-rpt_1.asp