人が集まる森を作りたい~共存の森ネットワークvolume02

c5.jpg今回ご紹介するのは「共存の森ネットワーク」の千葉県のフィールドでの活動のご紹介映像です。共存の森ネットワークは、「森の”聞き書き甲子園”」を経験した高校生達、つまり「森の”聞き書き甲子園”」の卒業生たちの”お話をしてくださった名手名人の方の想いにどうにか応えたい!”という強い想いがきっかけとなり立ち上がったNPO法人です。

c1.jpg森の”聞き書き甲子園”」は、文部科学省が林野庁と連携し、1966年に米国ジョージア州において始められた教育プログラム「FOXFIRE BOOK」の手法をモデルとして、山村の自然や気風を守り、そこで暮らす人たちに新しい交流スタイルを提供し、一層の交流促進と地域活性化を図っていくことを目的に情報発信していくプロジェクトとして立ち上がりました。毎年、日本全国から選ばれた100人の高校生が参加し、100名の森の名手・名人の元を訪れます。自分たちの未来のため、そして次に続く世代のために、名人と高校生たちの交流は続いています。

今回ご紹介する、千葉県の鶴舞で行われている彼らの森作り。それは既に4年以上になり、もちろん今でも続いています。「人の集まる森をつくりたい」その学生の想いは強く、自然の炭窯まで見つけています。学生たちにとっては、アルバイトになる訳でもなく、自分の地元でもありません。なぜ、彼らは通い続けるのでしょうか?
c2.jpgそれは、きっと、自然が与えてくれる恩恵、森からの恵み。その価値を彼らは感じ、自分たちの手で守っていかなければならないという使命感のようなものもあるかもしれませんが、それ以上に「楽しいから!!」というから素敵です。森に入り、地域の人と繋がり、昔の日本にはあった「世代を超えた、家族を超えた、人と人との繋がり」「人の温かみ」「自然の豊かさ」を感じ、そこに自然と価値を見出しているのではないかと思います。それは、彼らの笑顔を見れば、分かります。
皆さんも、便利になったことで失ってしまった大切な”何か”を感じて欲しいと思います。
そして、もし興味を持ったら、一度参加してみてはいかがでしょうか?

【執筆】倉田千尋

関連webサイト
●森の”聞き書き甲子園”
http://www.foxfire-japan.com/

●共存の森ネットワーク
http://www.kyouzon.org/

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