ニュースを届けるグリーンTV

世界的な森林の減少と木材の国内自給率低下の現状とメディアの役割

国土の約7割が森林を占める日本。昭和30年代には9割以上あった木材の自給率も、木材輸入の自由化により、現在は3割にも満たない状況です。その結果、産業としての林業が低迷し、国内の森林は手入れが行き届かず、国内の森林は荒廃が進んでいます。

一方、世界中の森林の減少が加速化する中、世界最大の木材輸入国と言われる日本は、国産材を適切に使用し、森の手入れを行い、資源としての森林を循環させ持続的に利用することが求められています。

こうした中、林野庁や国土緑化推進機構、森林保全を進めるNGO・NPOと共に、実際に森に入り、森の名人や研究者への取材を通して、映像制作やWebメディアからのコンテンツ配信により、森林保全や国産材利用の重要性に対して啓蒙活動をしてきました。


2011国際森林年

美しい森林づくり推進国民運動「フォレストサポーターズ」

森から学ぶ~小さないのちのはじまり

森の名人

日本の森林を守るための「木のある暮らしの提案」

生物多様性の持続可能な利用と価値を認識し行動を促すためには、地域の森を守るために国産材や間伐材の利用を促し、生活者が消費行動を変えていく必要があります。

また、大地を守ることを真に理解し、国産材の様々な商品を暮らしの中に積極的に取り入れて、生産者を応援していく行動も必要となります。そのためには、地域で努力している環境保全型の生産者の応援していきたいと考えています。

こうした想いを形にするため、Green TV では、これまでの映像制作による啓蒙活動に加え、国内の木材需要を増やし地域の森林の循環に少しでも貢献したいという想いでスタートしたのが、2011年にスタートした「木のある暮らしをしよう!」を支援するコマースサイト”Naturalist”なのです。

商品販路の拡大、林業の育成のサポート

日本の森林の約4割は人の手を加えることによって持続的に維持されてきていましたが、森の生産地域の過疎化や高齢化が進み、間伐などを適度に行うことが難しくなってきています。そのため、森林の荒廃が急速に進み、多種多様な生き物の棲かも奪われています。 当サイトでは、間伐材や国産材の製品を紹介することで、木の温もりや素晴らしさを実感してもらい、木のある生活の実現を促進していきます。

同時に、日本全国の木工生産者の方々には、地域の間伐材など国産材を使用した商品販路の拡大に加えて、地域の林業の育成に、少しでもお役に立てればと願っています。

皆さんも、木の製品を積極的に暮らしの中にとりこみ私たち一人ひとりができる地球温暖化防止、生物多様性の保全活動にシフトしていきませんか?

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