4秒ごとに失われるもの

oceans_world_cup01.jpg最近まで湧きに湧いていたワールドカップ。大勢の選手がフィールドをあっちいったり、こっちいったり。そんな時に、突然巨大な網が覆いかぶさって、全てを根こそぎ持っていってしまったら・・・。今回、GreenPeaceがストップモーションアニメで海の生き物たちをサッカー選手になぞらえ持続不可能な漁法と言われている底引き網漁の破壊力をユーモラスに表現しています。

oceans_world_cup02.jpgGreenPeaceのサイトから引用すると「底引き網漁とは海底に巨大な重い漁網をおろし、
ひきずっていくものです。漁網には大きな金属板とゴムの車輪が取り付けられており、
これが海底を動きまわり手当たり次第にあたりのものを押しつぶしながら、魚を捕っていくのです。深海の生物の生息場所がこのようなダメージから回復できるとしても数十年から数百年の非常に長い時間がかかることになります。 」

oceans_world_cup03.jpgまるでブルドーザーのようですね。海の生態系はまだまだ解明されていないものが
多いと言われています。それだけに、破壊した生態系が今後どのような影響を我々に
与えるのかも未知数です。世界でも有数の海洋資源を摂取してきた日本人の我々の
食卓に並んでいる魚も、かなりの割合で底引き網漁だったりするのかもしれません。

まずアクションの一つとして、この映像から現状を知ることからはじめてみませんか?

【関連リンク】
GreenPeace 底引き網漁について
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/yil/our-oceans/bottom-trawling