ソロモン諸島の漁師たち~マグロを取り巻く現状

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マグロは、日本人にとっても馴染みの深いものだと思うが、そのマグロが食卓から消えるかもしれない。
世界の総漁獲量のうち、日本で消費される量は、かなりの割合を占める。
規制強化のかかる前(2005年)のデータだが、世界総漁獲量200万トン強のうち、五十数万トン、つまり約4分の1が日本人の胃袋に収まった計算になる。
今回の映像も、私たち日本人と関係ない映像とは言えないだろう。
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この地域では、2万1千人から3万1千人の人たちがマグロ業界に直接的または間接的に関わっているという。
太平洋諸島国のアクセス合計収入は約7千万ドル(2003年)で、数十億ドルに及ぶ魚の陸揚げ収入の僅か6%と、不釣り合いだと指摘されてもおかしくないであろう。
また不法漁船によるマグロの捕獲も問題になっており、その総額は年間30万トン、4億から1千億ドルを超えるという。
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現地の人たちの暮らしを大切にしてこそ、私たちも本当に美味しいといえるマグロを食べることができるのではなかろうか。皆さんも、マグロのみならず、日々口にする食べ物が届くまでのストーリーを考えてみて欲しい。

関連webサイト
GreenPeace
http://www.greenpeace.org/

南太平洋:乱獲でマグロに危機
http://www.news.janjan.jp/world/0710/0710063523/1.php