世界の気象レポートVol.3

シリーズでお届けしている「異常気象」。第三話では、メキシコの干ばつ、アメリカ・ロサンゼルス北東部で起きた突風の被害、オーストラリアの洪水についてです。
メキシコの干ばつの被害は、前回のシリーズと同様、やはり“ラニーニャ現象”が原因だと言うことですが、今後数カ月は改善しない見通しだそう。約1年は同じ気候が続く地球。飲料水にも影響が出そうです。
ところで、カリフォルニア州南部で秋から冬にかけて吹く風を”サンタアナ風“と言います。これは高温で乾燥した強い風で、砂漠からの砂塵も一緒に飛んできます。冬場、カリフォルニアで山火事などが発生してニュースになることがありますが、その要因でもあります。
2011年度に吹いた”サンタアナ風“は、過去10年で最も強かったようで、時速150キロメートルを超えたものがありました。家が倒壊する被害がでて、竜巻のようです。
恒例の”世界で一番○○“のコーナー。今回は、世界一気温の高い所です。観測史上最高気温の場所は、国際情勢を賑わせたリビア。年間の平均気温が高い場所は、エチオピアです。
リビアって、本当に暑いんですね。今日は大寒波に襲われている日本。寒いのも困る、暑いのも困る。人は、どんな環境でも耐える術を身につける必要がありそうです。

 

 

参考サイト
http://www.bioweather.net/column/essay2/aw44.htmバイオウェザーサービス HP。 各地の天気や、用語の解説などが詳しく掲載されています。