素敵な植物大発見Part5~植物の謎に迫る

kew_tgph_thinkers03.jpgイギリス王立植物園がイギリスの小学生を対象に進めているプロジェクト「素敵な植物大発見」。シリーズ4作目の本作品は、「考えてみよう」ということで7,8歳の児童を対象にしたVTRです。

kew_tgph_thinkers01.jpg場所は、南アフリカ。カーリー先生がこの場所で育つ植物の面白さを教えてくれつつ、見つけた植物がどのように環境に対応しつつ生育しているのか、人や動物たちの暮らしにどのように役立っているのかを考えたり、調査したりすることを見せてくれます。
驚いたのは、手を洗ったり洗剤になったりする植物があること。私たちの手に届くころにはすでに加工された形になっているので原型がわかりませんが、植物そのものを手にとってそれに水を加えてもむと、泡のようなものができるのです。
どうしてもやってみたいという気持ちに駆られます。

kew_tgph_thinkers02.jpgほかにも食べられる物や、ノートや衣類になるものなどいろいろあるということを紹介し、植物を大切に育てていくことを学びます。そしてダーウィンが最も時間を割いたという、その物をじっくり観察して、どのように育つのか、どのように使えばいいのか、どうしてそうなるのか、なぜそのように思うのかという、「じっくり考える」ということを教えてくれます。

我が家でもつい、子供がぼんやりしているときに「ほら、ボーっとしてないで動きなさい」などと言ってしまうのですが、そんなとき子供から「ボーっとしてるんじゃないの。考え事してるんだよ」という返事が返ってくると、心から反省します。
子ども心に大切な「じっくり考える」ということ、大人が芽を摘んではいけないなと感じます。

【参考サイト】
●”The great plant hunt”のHP(英語)
3年時を対象にした、教師用の指導要領です。
カーリーからの絵葉書や、付随したゲームなどもあります。
http://www.greatplanthunt.org/yeargroup-3