「考える」から「行動しよう」へ

unep_i_wonder02.jpgこの番組で訴えているメッセージはとてもシンプル。自分が地球を変えられるか考えている間に、他の数百万人も同じことを考えています。だから、考えるのをやめて行動を起こそう。低炭素社会に向けて。
このメッセージを、様々な人々がカードを持って、ピアノの音楽にのせて訴えかけています。たった90秒なのですが、シンプルなメッセージが心に響きます。

unep_i_wonder01.jpgこの映像を作ったのはBorderless Productionsというニュージーランドにある制作会社と雑誌goodです。2008年6月5日の世界環境デーにむけた国連環境計画(UNEP)のCMとして作られました。Borderlessの制作会社としてのミッションは、ニュージーランドの素晴しい自然や文化を活かしながら世界をよりよく変えていくこと。CMや映画などを製作しており、CM制作などの取引先として、通常の企業とも取引をおこなっていますが、NGOのオックスファムやワールドビジョン、今回のUNEPなどのCMも作っています。また、雑誌goodはニュージーランド初のCO2排出量がゼロのカーボンニュートラル・マガジンです。エコで持続可能な生活を送るためのアイデアがたくさん紹介されている雑誌です。ニュージーランドでもエコ意識の高いメディア関係者が作った質の高いCMが、今回紹介する映像なのです。

unep_i_wonder03.jpgなお、世界環境デーとは、1972年 6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもので、毎年6月5日には、環境意識を高めるために世界中で様々なイベントがおこなわれています。

このCMを見て「考える」ことから一歩踏み出して「行動する」意義を、感じとってください。

【執筆】阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net

<関連Webサイト>
● Borderless Productions(英語)
今回のCMを制作した制作会社のサイト。このページで今回のCMとその意図、他のCMを見られます。
http://www.borderlessproductions.com/commercials.php#

● good (英語)
今回のCM制作に関わった雑誌goodのホームページ。
http://good.net.nz/

● 世界環境デー
UNEPの2008年の世界環境デーのサイト(英語)
http://www.unep.org/wed/2008/english/About_WED_2008/index.asp

環境省による説明(日本語)
http://www.env.go.jp/guide/envdm/