グッドネイバー~自宅でやれること2

nwf_tips303.jpg今回の番組は、全米野生生物連盟のGood Neighbor Program(グッドネイバー・プログラム)の紹介の第3弾です。このプログラムは、地球温暖化対策として家や地域でエコなことをやろう!というプログラムで、ウェブサイトを訪れると、自分がやっているエコ対策がチェックできるようになっており、それが20ポイント貯まるとGood Neighborとして全米野生生物連盟から認定されます。

nwf_tips302.jpgのサムネール画像 このグッドネイバーの取り組みの具体例として、番組ではクリフさんとエミーさんの新居が紹介されています。今回のテーマは、家の庭に木を植えることによる省エネ。木を植えることの効果が、たっぷり紹介されます。最初に挙げられる効果は夏の省エネ。最も日差しの強い南向きに木を植えることで木陰ができ、それにより直射日光を浴びたアスファルトよりも温度が4度下げられるそうです。これを利用して家のまわり(特に南向き)に木を植え、家に木陰を作り、エアコン代の節約につなげようというのです。また、そこまでできなくても、エアコンの室外機のまわりに木を植えたり、何かで影を作ることで10%も消費エネルギーを節約できるという裏ワザも紹介しています。さらに、木の効用は冬にもあるとのこと。冬に常緑樹を植えると風よけになり、冷たい北風や西からの風が室内に入るのを防ぐので暖房代の節約につながるそうです。

また、他にも在来種の木々を植えることで野生動物の保護につながるという視点も紹介。今回は、アメリカの在来種のハナミズキを植えることで、秋になる赤い実が渡り鳥を助けたり、まわりの動物たちの生きる手助けになるという事例も紹介しています。

nwf_tips301.jpg家のまわりに木を植えるだけでこれだけの効果があるとは、驚きです。なお、もし住んでいるのがマンションやアパートなら、例えば夏に南向きのベランダに植栽を置くだけでも、何もしないよりもずっと省エネ効果があるはず。グッドネイバーのウェブサイトには他にも様々な省エネの工夫が紹介されているので、ぜひ一度ウェブサイトにも訪れてみてください。

執筆:阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net

[関連サイト]
● Good Neighbor(英語)
全米野生生物連盟のGood Neighbor Programのウェブサイト。省エネについて詳しいコツ等が載っているので、興味がある方は訪れてみてください。
http://online.nwf.org/site/PageServer?pagename=Good_Neighbor_home&s_src=GoodNeighbor_20080221_Web_vurl_goodneighbor___&s_subsrc=GeneralWalkOns