海の自然再生

umi002.jpgGreenTVと映像制作をコラボレートしながら、森の聞き書き甲子園を主催している共存の森ネットワークでは、以前から里地ネットワーク、NPO法人全国水環境交流会、NPO法人海辺つくり研究会とともに、「自然再生を推進する市民団体連絡会」をつくり、森、里、川、海のつながりを考える様々な取り組みを行ってきました。

その取り組みの一つとして、現在行われているCOP10とその後の森里川海の自然再生のあり方について提言するため、全国4つの地域の取り組みと、森里川海4団体の対談を映像化しました。森里川海の「境界域の再生」と「生業の再生」を軸に自然再生のコンセプトを打ち出しています。是非、ご覧ください。

umi001.jpg今回は、九州 鹿児島湾にある最大の干潟、重富干潟をご紹介します。
重富干潟は、環境省の「日本の湿地500選」に選定された重要な干潟。春、秋、冬にはおおくの渡り鳥たちが立寄り、羽をやすめ、地上ではコメツキガニやマメコブシが食事や巣穴の掃除を忙しくしている姿が見え、砂の中には、貴重な在来(!!)のハマグリが生息し、アサリやゴカイなどが浄化機能を担ってくれているという生物多様性の宝庫のような場所なのです。しかし、近年ゴミによる公害などで美しい海が干潟が汚されているという現状があります。私たちでは、いくらお金を掛けてもできない自然の浄化処理や循環作用をもたらしてくれる貴重な干潟をどのように守っていくのか。映像にその解の一部が見えるのではないでしょうか?

撮影地/鹿児島県姶良町重富干潟
企画・製作/自然再生を推進する市民団体連絡会

【関連リンク】
自然再生を推進する市民団体連絡会
http://satochi.net/saisei/

共存の森ネットワーク
http://www.kyouzon.org/