野生動物の危機~気候変動が生態系を変える:2

CLIMATE TRACKERS Part202.jpg先日アップした”Climate trackers”はご覧いただけましたか?”Climate trackers”は、気候変動による環境への影響を一般市民に訴えるヨーロッパのキャンペーンの一環としてWWFベルギーなどが制作したものですが、今回ご紹介するのはその第2弾です。

CLIMATE TRACKERS Part203.jpg登場するのは、タンザニアのアフリカバッファロー、マダガスカルのイルカ、ベルギーのマダラヒタキの3種。
サンゴ礁が病気にかかって弱っている様子は、これまでにもテレビなどでみたことがありますが、茶色くなっているサンゴは何度見ても寂しい気持ちになります。
また、温暖化の影響で、蝶の幼虫の羽化が早まってしまい、マダラヒタキの幼鳥のえさとなるイモ虫が少なくなっているというのには驚きました。
どのような生き物も種を保存しようと環境に適応して繁殖していくのでしょうが、その繁殖スピードが速まることで、食物連鎖の形がいびつになっていき、今まで生存できたものが死にゆくとは、なんと無残なことでしょうか。人間の手で汚してしまった地球を、どうにかして元の姿に戻していきたいという思いを強くしました。

シリーズは、さらに続く予定ですので、お楽しみに。

CLIMATE TRACKERS Part204.jpg執筆:小田原由花

【参考サイト】
●クライメイト・トラッカーのHP。さらに情報を得たい方はご覧ください。(英語)
http://www.climatetrackers.net/