永遠の草原~故郷モンゴルへの想い(馬頭琴奏者イラナ)

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内モンゴルでは、1960年頃から砂漠化が急速に進行していると言います。使用可能な草原の面積は、1960年の82万k㎡から、1999年には38万k㎡に減少しました。これは、土地の再生能力を超えた過剰な開墾・放牧を原因だと言います。しかし、開発から守られた自然保護区では、今も豊かな森が残されています。砂漠化は人間の活動を背景に引き起こされたものです。
今も砂漠化は進んでいますが、まだ再生していく希望はあるようです。かつては豊かな草原地帯だったことから、この地域では10mも掘れば良質の地下水が得られ、草木を養う潜在能力を十分期待できるそうです。
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そんな中、今回の映像は、モンゴル出身の馬頭琴奏者イラナさんのご紹介です。
彼女自身「この楽器の響きで、自分の育った故郷モンゴルの草原を守りたい」という願いを込めて、音楽活動を続けています。
映像でもご紹介していますが、「永遠の草原」というタイトルでCDをリリース。
http://www.chugei.com/yilana/discography/index.html
世界中の草原や杜が砂漠化していく中、自分が生まれ育ったモンゴルの草原を守りたい、永遠に広がる草原で、世界中の人に音色を聴いてほしい、そんな思いを込めて綴った作品だと言います。また、モンゴル植林チャリティライブも開催。地球兄弟プロジェクトのメンバーでもあることから、河口恭吾さんも参加している。
http://www.chugei.com/yilana/green_project/index.html

伝統的な音楽を大切にし、故郷が再び緑を取り戻して欲しいという彼女の純粋な想い、皆さんも音楽を通して感じてみて欲しい。

関連webサイト
イラナ オフィシャルWebサイト
http://www.chugei.com/yilana/

FoE(モンゴル砂漠化について)
http://www.foejapan.org/desert/area/index.html