真なるGreenに変わるサッカー場

eco_football03.jpgヨーロッパでサッカーがいかにエコ化しているのかを伝えるこの番組は、トヨタがスポンサーをしている「グリーンデザイン」というプロジェクトの一環で作られたショートムービーで、イギリスのダートフォード・フットボール・クラブの新しいサッカー場を紹介しています。
eco_football01.jpg番組で紹介されているのは、人が来るのを察知して自動的についたり消えたりする省エネ型の電灯、太陽光エネルギーであたたまるシャワーなど。特にスゴイ仕組みは、屋根に植物を植えてあること。この屋根で雨水を吸収し、それをためておいて競技場の水やりに利用する仕組みです。また、サッカーのユニフォームは通常、汗や泥がたくさんつくので大量の洗剤が必要になりますが、この対策として水をはじく蓮の花の成分を入れた繊維で作ったユニフォームを製作。泥と水をはじくので汚れが少なくなり、結果的に使う洗剤の量が減るというわけです。サッカーもここまでエコにできるのですね。

eco_football02.jpgこんなサッカー場が日本にもできるといいですよね。サッカー日本代表の岡田武史監督はエコ活動に熱心だし、サッカー業界やスポンサーが盛り上がれば夢ではないかも。もちろん、そのためにはサポーターや一般の人々のエコ意識も高めていくのが必要。この番組はその手助けにもなりそうです。

【執筆】阿久津 美穂(Slow Media Works)
www.slowmediaworks.net

関連webサイト
● トヨタのグリーンデザイン関係の映画が見られるHP(英語)
http://www.economist.com/sponsor/toyotaeurope_aimzeroemissions_2007/index.cfm?pageid=article200

● トヨタのグリーンデザインに関するサイト(英語)
http://www.toyota.eu/05_aim_zero_emissions/index.aspx

● スタジアムの内容についての記事(英語)
http://www.treehugger.com/files/2006/08/first_eco_footb.php