サステイナブルのものづくりを目指す

C2C003.jpgゆりかごから墓場へ。今を生きる私たちのライフスタイルを振り返ってみるとあらゆるものに対して、この言葉があてはまるのではないでしょうか。電化製品、洋服、食べ物、生活雑貨・・・。これからが用をなさなくなった瞬間、ゴミとなり、その最後の行方は使い手はもちろん、メーカーでさえ知らない。そんな今のライフスタイルを続けていると地球は2つ必要になるそうです。
C2C004.jpgしかし、今回ご紹介する”Cradle To Cradle(C2C)”、つまり、ゆりかごからゆりかごへはこの概念を覆す革新的な概念として、企業に受け入れられ始めています。それは、 C2Cでは「ゴミ」という概念は存在しないのです。原材料を選定する段階で土に返る素材もしくは、人間の技術的な循環のなかで永久にまわりつづけるようなものを選んでデザインをするのです。現在、C2C認証されている企業は24社ほど。そのなかで最高レベルのゴールド認証を受けている企業に、化粧品メーカーのAVEDAも名を連ねています。長年に渡り環境とビジネスを両立してきたAVEDAがC2C認証を受けるのは当然の流れだったのでしょう。そのAVEDAの副社長のチャールズ・ベネットさんも企業活動全てにおいて、C2Cを活用したいと語っています。一見実現が難しいそうにみえるC2Cも実は、私たち日本の国をお手本にしていると提唱者は語ります。未来のライフスタイルが私たちが暮らす国の昔にヒントがちりばめられているのは、とても誇らしいことだと思いませんか?C2Cは、日本の美や知恵を見つめ直すこととそれを発信するきっかけを与えてくれそうです。

【関連リンク】
Cradle To Cradle
http://www.mbdc.com/detail.aspx?linkid=2&sublink=8