欧州が目指す乾電池リサイクル

greenTV UK によるとイギリスの11歳から16歳の子どものうち58%が「電池をリサイクルしたことが無かった」と答え、さらにそのうち38%が「リサイクルできるということを知らなかった」と答えたそうです。

ご紹介するVTRは、電池のリサイクルについて。ERP(European Recycling Platform)という 廃電気電子機器指令(WEEE)に則った団体として2007年に環境庁から承認されました。イギリス人口の20%以上が居住する地域で電池等の回収を行っています。電池回収ボックスは赤い、日本のポストのような色の箱。学校や企業、商店など申請すればどこでも置いてもらえます。

電池には、再利用すれば有効で、そのままただのゴミとして捨ててしまえば有害なリチウム、カドミウム、アエン、水銀などの化学物質が使われています。これを回収後に分別して再利用すれば、地面に捨ててしまった際に、中身の有害物質が漏れ出して土壌汚染さらには水質汚染につながってしまったり、可燃ごみに出してしまって大気汚染にしたりすることがなくなります。

日本では、電気店などには回収ボックスが置いてあります。息子の小学校では毎週木曜日を「もくもく大作戦」と題して、新聞や牛乳パックなどとともに電池も回収してくれます。重いので持っていくのは少しずつになりますが、それでも再利用することで少しでも地球環境を守れたらいいですよね。

スーパーなどでももっと回収ボックスを置いてくれたらなと思います。

【関連サイト】
ERPのHP。
http://www.erp-recycling.co.uk/

ERPのうち、電池のリサイクルに関するHP。
http://www.erp-batteries.co.uk/