サステナビリティを追求するビール醸造所

水素で走るゼロエミッションカーによる世界一周の旅「Mercedes-Benz F-CELL World Drive」は、アメリカ大陸を縦断し、西海岸を北上。動画「Eco-Trek 8: The Green Scene – Sustainability on the West Coast」は、カリフォルニア州サンフランシスコからオレゴン州ポートランドまでの旅で出会った、サステナブルな取り組みについて、紹介しています。

カリフォルニア州は、現在、交通のゼロエミッション化を推進しています。中でも、サンフランシスコは、環境に優しい街づくりに積極的に取り組んでおり、レジ袋の禁止や自転車レーンの設置のほか、水素供給ステーションの整備が進められています。また、アートの分野でも、ユニークな取り組みが…。その一例が、水中につながったパイプを通じて海の音を奏でるという「Wave Organ」です。この不思議な楽器の側で座っていると、普段、なかなか気づくことのできない音が、自然と耳に入ってきます。

オレゴン州の最大の都市・ポートランドは、環境に優しいと評価されている都市のひとつ。米国で、人口に対する醸造所の数が最も多い都市としても知られています。中でも、ポートランド初のエコな醸造パブ「Hopwork’s Urban Brewery」は、サステナビリティを追求する、ユニークな醸造所です。醸造マスターの資格を持つオーナーが経営するこの醸造所は、すべて再生可能エネルギーでまかなわれ、カーボンニュートラルを実現。また、運搬や移動には、専用の三輪車が利用されています。「Hopwork’s Urban Brewery」では、このような持続可能な取り組みが、他の醸造所との差別化要因にもなっており、人気を集めているそうです。

クリエイティブな発想で、環境に優しく、人々に、新しい楽しさやライフスタイルをもたらしているこれらの取り組みを、アメリカ西海岸の美しい風景とともに、ゆっくりとご覧ください。

執筆:松岡由希子
[関連サイト]
「Eco Trek」の公式ブログ(英語)
「Mercedes-Benz F-CELL World Drive」の旅をレポートするオンライン動画「Eco Trek」のブログです。
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