自然エネルギーへシフトしよう!

greenpeace_lightbulbs003.jpg気候変動対策における重要なテーマとして、エネルギーの効率化と再生可能エネルギーへの転換が求められています。国際環境保護団体「グリーンピース(Greenpeace)」は、これらを実現する実務的な解決策として、「Energy [R]evolution」(エネルギー革命)を提唱。環境に負荷をかける化石燃料への依存から脱却し、持続可能な道を拓こうというのが狙いです。

こちらの動画「Reason to Believe: Lightbulbs」では、米女優のスーザン・サランドンがナレーションを担当し、グリーンピースの「Energy [R]evolution」について紹介しています。エネルギー対策というと、発電インフラの整備など、大規模な施策が必要で、私たちの日常生活の中でできることは限られていると思いがちですが、実はそうではありません。たとえば、従来の電球や蛍光灯をエネルギー効率のよい製品に取り替えるといった、小さな工夫の積み重ねが、大きな変化につながります。ニュージーランドでは、現ジョン・キー政権で結局中止されてしまいましたが、2009年、国内での電球の撤廃が進められていました。インドも、4億個の電球を段階的に廃止することを明らかにしています。また、この動画によると、太陽光エネルギー1分間で、ポルトガル全体のエネルギーを1週間分、得ることができるとか。再生可能エネルギーへのシフトは、気候変動防止のみならず、エネルギー保障にも役立てることができます。

この「Reason to Believe: Lightbulbs」は、YouTubeで公開された初日だけで、2,000回以上が再生されるなど、世界で注目された動画。コンパクトにまとめられた1分程度の動画ですので、ぜひご覧ください。

執筆:松岡由希子
[関連サイト]

グリーンピースによるキャンペーン「Energy [R]evolution」の公式ウェブページ(英語)
グリーンピースによる再生可能エネルギー活用推進キャンペーン「Energy [R]evolution」の目的や概要、参加方法などが紹介されています。
http://www.greenpeace.org/international/campaigns/climate-change/energyrevolution/