エコエージェントPart2~ショッピング

saatchi_eco_agent_shopping02.jpgノルウェイの環境保護団体「Miljøagentene(英語:Eco-Agents)」から2本目の映像をお届けします!今回は、友達とパリに飛行機でショッピングに行こうと浮かれているママに、娘が呆れるという内容です。

saatchi_eco_agent_shopping01.jpgパソコンを見ながら何やらウキウキしているママ。どうやら、友達とパリにショッピングに行くようです。その交通手段は、CO2 排出量の多い飛行機。それを知った娘は、このように言い諭します。「ママ、去年の秋もパリに行ったでしょう。その時、もう今の時期には飛ばないって約束したでしょ」娘の痛い指摘に対し、ママは「えっと…。でもね、お友達も行くって言うし。それにお土産でたくさんキャンディーを買ってくるわよ」と返します。しかし娘はそんな誘惑には引っかかりません。「他の友達は、飛行機で行くことを許してもらったの?」と尋ねる娘に、ママは「二人のうち一人は許されたみたい」。どうやらママのお友達も、子どもに環境教育をされている様子。そんなママに娘は「よそはよそ、うちはうちでしょ!」と、完全に親と子の立場が逆になっています。そして最後にお決まりのセリフ。「怒ってないけど、すっごくガッカリしてるわ」。

saatchi_eco_agent_shopping03.jpg映像の最後に、「Miljøagenteneは、未来に責任がある子供に発言する権利を与えている」と言っています。その通り、未来を生きるのは子どもたちです。子ども同士で自然環境について話し合えて、そして大人たちに子どもたちのメッセージを届けることの出来る場所の確保が大切であり、それがMiljøagenteneというNGOの役割です。近い将来、この映像のように、環境教育をしっかり受けた子どもたちに対して、大人もしっかり答えていけるよう、一人ひとりが自然環境に意識を向けて日常生活を送らなければいけませんね。

執筆:green writer 植村レイラ

<関連URL>
・Miljøagenteneのサイト(ノルウェイ語)
http://www.miljoagentene.no/