CSS〜二酸化炭素隔離貯留装置

地球温暖化を防ごうと私たちは日々、努力していますよね。greenTVでは普段の生活から大きな工場のお話までいろいろな活動をお知らせしていますが、今回は、巨大な工場や精油所などから排出される二酸化炭素をどうやって削減するかです。CCSという言葉にはなじみが薄いかと思います。これはCarbon dioxide capture and strage という装置のことで、日本語にすると二酸化炭素隔離・貯留装置です。

私たちがふだんの暮らしで利用している燃料は、おもに「化石燃料」と呼ばれる、地球の地下深くに眠ってる化石を燃料に変えたもののほか、石炭やガスなどで賄っています。しかしこのまま人口が増えると燃料不足に陥りますし、排出される二酸化炭素量が増えすぎて地球温暖化、気候変動を招きます。そこで考えられたのがCCSです。

もともと化石燃料は地下にあったのだから、使用後の二酸化炭素を回収し、液体化し、地下深くに返却しようというのが考え方です。パイプラインを通じて地下5000キロのところに埋めるのです。確かに理にかなってます。それだけではとても必要量の二酸化炭素を回収できないので、VTRでは再生可能エネルギーの利用増加とエネルギー効率を上げることとこのCCSの利用を拡大することの3本柱を提唱しています。どれもがバランスよく、うまく回るようになれば、2030年までに現在の二酸化炭素排出量を50%削減するという目標に到達するかも知れませんね。大変わかりやすい図解でCCSの仕組みを教えてくれますよ。

【関連サイト】
http://www.zeroemissionsplatform.eu/
EUゼロエミッションのHP。

http://www.japanccs.com/whats/whats.html
日本CCS調査株式会社のHP。