欧州市長達の決意~地球温暖化対策への取組み

ec_covenant_mayors04.jpg地球温暖化に関わるホットな話題として、政権交代後に鳩山首相が世界に宣言した、2020年までの温室効果ガス削減中期目標として「25%削減」の約束が記憶に新しいのではないでしょうか? こうしたニュースを見ていても、今CO2削減への取り組みは、各国政府の政策において高いプライオリティを置かれるように思います。

ec_covenant_mayors01.jpgこうした動きの中でも、先進的な取り組みを行っているのがヨーロッパ諸国です。EUは2020年までの削減目標を最低20%と設定しており、それに向けた取り組みが各地で進んでいます。
今回の番組でご紹介するのは、こうしたEUの取り組みの一環として、各都市の市長がEUの削減目標を上回るようなCO2の削減を目指していくことを約束した”Covenant of Mayors”という誓約への取り組みです。エネルギー利用の効率化や持続可能なエネルギーの生産・利用などその活動は各都市ごとに多種多様です。
とりわけ先進的な取り組みをしているのが、今回の映像に登場するハイデルベルグやリガなどの都市です。どちらの都市も、町の市長が先陣をきって活動を推進することで、市民も意欲的に取り組みに参加し、市民自らの環境問題に対する意識も高まりつつあると言います。

ec_covenant_mayors02.jpgこうしたローカルなレベルでの取り組みは、’Think Globally, Act Locally’の精神にのっとり、世界規模で問題になっている地球温暖化に、地域レベルで取り組んでいこうという挑戦です。日本の都市も少しずつ環境配慮型都市を目指して動き始めているように思いますが、こうしたヨーロッパの各都市の取り組みに私達が学ぶことも多いのではないでしょうか? 今後、こうした各国・各都市でのサステイナブルな優良事例をシェアし、よりよい社会づくりを世界の皆で実現していければ持続可能な社会も決して遠い世界ではないのではないでしょうか。

【関連URL】
●EUサイト内’Covenant of Mayors’オフィシャルサイト
http://www.eumayors.eu/