異常気象~2011年を振り返る

シリーズでお届けしている「異常気象」。今回は、2011年に起こった世界の異常気象を映像と字幕にまとめたものです。

完全網羅しているものではありませんが、ニュースで頻繁に見ていたものばかりです。洪水、干ばつ、吹雪、竜巻。なぜどこの地域にも等しく雨が降ってくれないのかと恨めしくなります。

記憶に新しいのはバンコクの洪水ですね。水浸しで日本法人も休業を余儀なくされ、日本経済をも直撃しました。

一月に南アフリカを襲った集中豪雨。原因はラニーニャ現象です。ここで改めてラニーニャ現象とは何かをまとめておきます。気象庁によると、ラニーニャ現象は、「太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて低くなる」状態が1年程度続く現象です。ちなみにスペイン語で「女の子」という意味。これとは反対に海面水温が高くなる現象を「エルニーニョ」と言ってこれは「男の子」という意味です。

現在、地球はラニーニャの影響を受けていて、2012年1月24日現在の日本は、関東でも積雪したと朝からニュースになっています。ラニーニャ現象発生時の日本の冬は気温が低くなる傾向があり、春になると東日本の太平洋側で降水量が多くなる傾向があります。世界的にも地域によって高温、低温、多雨、少雨が発生しやすくなる傾向があり、今年の気象にも十分注意が必要です。

 

 

小田原由花

 

 

参考サイト

http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/tenkou/sekai2.html