COP15~地球温暖化防止へのターニングポイント

ec_cop15_thefuture03.jpg2009年12月9日からデンマーク・コペンハーゲンで国際連合の気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)が開催。地球温暖化防止に向けて192カ国の首脳らが集まる国際会議で、世界中がこの成り行きに注目しています。

この動画「COP15 the future decided now」は、欧州環境機関(European Environment Agency)が作成したもので、「COP15が気候変動対策や地球温暖化防止にとっていかに重要なターニングポイントであるか?」をわかりやすく解説しています。1997年に採択された京都議定書は、温暖化ガス排出削減に関する具体的な数値を設定した初の国際的な議定書ですが、2012年にその拘束期間が終了する予定になっています。そこで、COP15では、世界各国が協調して地球温暖化防止に取り組むための第一歩として、京都議定書に続く国際的な合意の形成を目指しています。

ec_cop15_thefuture01.jpgとはいえ、温暖化ガス排出量の削減目標など具体策について協議しはじめると、各国がそれぞれに抱える事情や思惑が影響するのも現実のようです。たとえば、 欧州連合はCOP15で拘束力のある削減目標値を設定すべきと主張しているのに対し、発展途上国は排出削減義務を課されることで自国の経済発展が阻害されることに強い警戒感を示しています。一方で、気候変動が原因と思われる現象が地球のあちこちで発生しているのも事実。台風やハリケーンが水害をもたらし、 干ばつに苦しむ人々が増え、海面上昇により家屋を追われる地域も…。特に発展途上国における気候変動の影響は深刻で、緊急に対策を講じる必要性が指摘されています。
持続可能な未来を実現するには地道で着実な行動が不可欠。この動画では、一部の政治家や官僚にその命運をゆだねるのではなく、私たちひとりひとりがCOP15の成果に向けて役割を果たすことの大切さを説いています。環境保護を訴える草の根活動を盛り上げることで為政者に賢明な意思決定を促すことももちろん大切ですが、同様に、私たち自身が持続可能な生活スタイルに転換していくことも非常に重要なポイント。「何をどのように消費し、どうやって持続可能なライフスタイルを構築するか?」既存の生活意識からの変革と具体的な行動を求められています。

ec_cop15_thefuture02.jpgこの動画「COP15 the future decided now」をご覧いただきながら、改めて地球温暖化の深刻さとその解決の重要性を認識するととともに、ご自身の生活スタイルを改めて振り返り、持続可能な未来に向けて今できることを考えてみましょう。
執筆:松岡由希子

[関連サイト]
•COP15(英語)
気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)の公式ウェブサイトです。会議の概要や最新の動きが掲載されています。
http://en.cop15.dk/