セヴァン・スズキ@二風谷Part2

セヴァン・スズキさんは9歳から環境活動家として活躍している。12歳の時、ブラジルで開催された地球サミットにセヴァンが友達4人と立ち上げたECO(子供環境運動NGO)は自分たちで旅費を集めて参加。サミット最終日、本会議でセヴァンが得た6分間のスピーチは後に伝説のスピーチとして世界中に紹介され、環境運動の象徴的な存在となった。

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今回は、前回の北海道二風谷でのコメント第2弾!
私たちの生活が地球にどのくらいの影響をもたらすか把握できる「エコロジカル・フットプリント」について分かりやすく語ってくれています。
エコロジカル・フットプリントとは、環境・生態学(エコロジー)と足跡(フットプリント)を組み合わせた言葉で、人間1人がその地域で持続可能な生活を送るのに必要な生産可能な土地面積(水産資源の利用を含めて計算する場合は陸水面積となる)として表わされています。
これは人間が地球環境に及ぼす影響の大きさとみることもできることから、エコロジカル・フットプリントつまり「地球の自然生態系を踏みつけた足跡(または、その大きさ)」と呼んでいます。

具体的には、まず、あるエリアの経済活動の規模を、土地や海洋の「表面積(ヘクタール)」(食糧のための農牧地・海、木材・紙供給やCO2吸収のための森林など。エリア外からの輸入物の生産に要する面積も含む)に換算します。この表面積=エコロジカル・フットプリント=そのエリアで自然環境を踏みつけている面積であり、人間の足跡(Footprint)です。
次に、その面積をエリア内人口で割って、1人あたりのエコロジカル・フットプリント(ha/人)を指標化します。すると、エリアの適正規模(環境収容力)をどれくらい超えた経済活動をしているかが、一目でわかるという仕組みです。
(下記「カーボンニュートラルな地域を目指して」番組レビューもご参照下さい)
http://greentvjapan.weblogs.jp/greentvjapan/2008/02/post-6ecf.html

環境問題に関しては、子供の方が敏感に素直に受け取っていることもあります。
また、子供たちの素直なストレートな力が、大人を動かすこともあります。子供たちが動いたことで、地域が一丸となって動いたという事例も多々あるそうです。
きっと、お子さんをお持ちの方は、子供から学ぶことも多いのではないでしょうか?

私たちも自分のできることを実践し、子供たちの未来を守るため、少しずつ変わっていきたいですね。日本からセヴァンさんのように行動できる子供たちが増えるかどうかは、私たち大人にもかかっているかもしれません。

【協力】
ナマケモノ倶楽部
http://www.sloth.gr.jp/

●「セヴァン・スズキ92伝説のスピーチ」DVD版・VHS版は、 ナマケモノ倶楽部ウェブショップから購入できます。
http://namakemono.shop-pro.jp/

関連webサイト
セヴァン・スズキ プロフィール
http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_top.html

エコロジカル・フットプリント・ジャパン
http://www.ecofoot.jp/top.html

ナマケモノ倶楽部 ハチドリ計画
http://www.hachidori.jp/home.html

デイビッド・スズキ基金
http://www.davidsuzuki.org/

二風谷アイヌ博物館
http://www.ainu-museum-nibutani.org/