スペインの最先端エコアイデア

ecotrek3_spain02.jpg水素を燃料とする燃料電池車「Mercedes-Benz B-class F-Cells」が125日間にわたって世界中をめぐる、独自動車メーカー・ダイムラー(Daimler)のプロジェクト「Mercedes-Benz F-CELL World Drive」。この旅を紹介する「Eco Trek」シリーズのスペイン編「Cutting Edge Ideas for Spain」では、スペインでの環境保全や持続可能な取り組みについて採り上げています。

ecotrek3_spain01.jpg最初に紹介されているのが、独アーティストのHa Schultさんの製作した「ゴミホテル」。欧州各国で打ち上げられた空き缶、レジ袋、自動車のタイヤなどのゴミを使って、ホテルを”建設”し、廃棄物の削減や美しい海岸の保全を訴えています。また、太陽の恵みにあふれるバルセロナでは、太陽光発電にも積極的に取り組んでいます。その代表的な施設が「Solar Pergola」。この施設では、一般家庭に太陽光エネルギーを供給するだけでなく、芸術的な外観も特徴で、バルセロナにおけるサステナビリティの象徴となっています。この地には、環境負荷に配慮した建物の建築を手がける優秀な建築家もいます。たとえば、エンリク・ルイス・ヘリ氏は、Media-TICなど、持続可能で革新的な建物を設計しました。このほか、バルセロナの緑のあるナイトクラブ「Blub Lounge」や、水質汚染を監視する「魚ロボット」など、スペインには、様々な分野で、環境に配慮し、持続可能な技術開発や街づくり、ライフスタイルの事例があります。

ecotrek3_spain03.jpg世界各国の事例を実際に取材し、広く共有することは、他の国・地域での環境対策や持続可能な取り組みのヒントになるでしょう。みなさんも「Eco Trek」の旅の様子をご覧いただきながら、「日本だった、こんなことができるかも?」「日本にも、あんな仕組みがあったらいいな」など、様々な観点から、アイデアをぜひ出してみてください。

執筆:松岡由希子

【関連サイト】
「Eco Trek」の公式ブログ(英語)
「Mercedes-Benz F-CELL World Drive」の旅をレポートするオンライン動画「Eco Trek」のブログです。
http://ccmnews.wordpress.com/