歌人 田中章義が語る~地球版「奥の細道」を通して

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田中章義さんは、地球版 奥の細道づくりをしようと世界を回っている中で、地球の置かれている現状を世界各地の専門家の方に聞く中で、環境問題に関心を持たれたそうです。

“1秒間でサッカー場1面の緑が消えていく”という話をUNEPの方に聞き、それを伝えて欲しいと言われ「地球では1秒間にサッカー場1面分の緑が消えている 」という子どもでも読むことができるようにイラストと文章と数字で伝えています。帯には”みんなの地球教科書”と書かれていますが、子ども達の将来を考え、明確な数字を出し、解説されている素晴らしい本だと思います。

日本人にはこの問題は関係ない?もしくは、何もできることはない?そう思った方がいるでしょうか。

森に関しては、田中さんがインタビューでもお話されていますが、日本は木材の大量消費国であると同時に大量輸入国でもあります。
日本は豊かな森を持ちながら、コストの安い海外の木材を大量輸入しているのです。
これは、国内の林業に深刻な経済的打撃を与える他、世界のあちこちで起こる乱伐による森林破壊にも責任があると言えます。
適正な森林管理により生産された木材であることを認証する制度にFSCというものがあります。FSCマークのついた木材製品を選ぶことも、森を守るという取り組みに参加していることになるのです。

また、世界での1年間の食糧援助総量は1000万トンという現状の中、1131万トンもの食べ残しを廃棄しているのは日本人。皆さんはどう思いますか?
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田中先生が今回教えて下さった、大地に感謝するという意味の「埴に謝う(はにこたう)」。
まずは、私たちがライフワークを変えていくことが、どれだけの意味を持つか、また、この日本について知り、大切にすること、それが自然界と共に歩んでいく意味を持つ「結和す(ゆいあわす)」ということへの第一歩かもしれません。

この12月は春待月(はるまち)。田中先生のWebサイトには、いつも私たちの忘れていた言葉に再会することができます。
日本には四季があること、そして、それを感じることができる”言葉”。
1000年生きている言葉の豊かさを大切にすること、自然の中で生かされているということを春を待ちながら考えてみてはいかがでしょうか。

【 田中章義(たなかあきよし) 】
1970年4月19日生まれ、静岡県静岡市出身。
東京都立日比谷高校、慶應義塾大学総合政策学部卒業。

大学1年生のとき、第36回角川短歌賞を受賞。
以後創作活動をはじめ、角川書店・講談社・マガジンハウス・東京新聞出版局・文春ネスコ・サンマーク出版・PHP研究所・岩波書店などから単行本出版。

2001年国連WAFUNIF親善大使に就任。
JICA「21世紀のボランティア事業を考える会」検討委員、国連環境計画・地球環境平和財団「地球の森プロジェクト」推進委員長、ワールドユースピースサミット平和大使などを務める。

※訂正とお詫び:
番組タイトル、番組ガイドおよびブログの一部にて、田中先生のお名前に誤りがありましたことを謹んでお詫び致します。

関連webサイト
地球のたからもの 田中章義
http://www.tanaka-akiyoshi.com/

地球言葉遺産(オフィシャルサイト内)
http://www.akiyoshi-tanaka.com/amb_kairan/words.php

国連WAFUNIF
http://www.wafunif.org/

地球環境平和財団
http://www.chikyu-e.com/activity/world/forests/index2.html

ワールドユースピースサミット
http://www.wyps.jp/