小さな庭に野生の世界を

habitats_intro01.jpg全米野生生物連盟は、次世代の子どもたちのためにアメリカの野生生物と自然を守ることを目的に設立され、全米で幅広く活動を展開している自然保護団体です。この団体は、野生生物の生息環境を作り出し、保護していくために努力している団体や個人を認定する、認定プログラムを実施しています。今回の番組では、この認定プログラムに興味のある人むけに、具体的な庭作りの方法を紹介しています。1分半程度の番組ですが、大切な要素が分かるようになっています。

紹介しているのは、全米野生生物連盟のナチュラリストのデビッド・ミゼジュースキーさん。最初に野生生物が世界で急速に壊されていることを述べ、全米野生生物連盟では1973年から認定プログラムを実施していることを紹介し、そのうえで、野生生物のための生息環境作りのコツを話しています。

habitats_intro03.jpg番組で紹介しているコツは、食べ物、水、隠れる場所、子育ての場の4つの要素です。そして一番良い方法として、自然界を真似することを提案しています。スタートは、土着の植物を使うこと。土着の植物はその土地に数千年間ある植物なので、野生生物のライフサイクルに合うというのが、その理由です。自然界を真似して庭を作ることで、作っている私たちも自然から学ぶことがたくさんありそうです。

habitats_intro02.jpgこの方法なら、世界のどこにいても、もちろん日本でも、できる範囲から進められるはず。まずはそのスタートとして、番組を見てみてください。

執筆:阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.www.slowmediaworks.net

[関連サイト]
● Garden for Wildlife(英語)
今回紹介している、全米野生生物連盟の野生生物の生息環境作りの認定プログラムのサイトです。詳しい情報を知りたい方は見てみてください。
http://nwf.org/Get-Outside/Outdoor-Activities/Garden-for-Wildlife.aspx