チャンスは残されている!~ゴルバチョフ氏メッセージ

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2006年 UNEP 地球環境賞受賞した、ソ連の元大統領、ゴルバチョフ氏の受賞記念映像をご覧下さい。
ゴルバチョフ氏は、1985年に旧ソ連の共産党書記長に就任後は、国内での改革情報公開を進め、外交面でも冷戦を終結させる等、世界平和に非常に大きな貢献と影響を与えました。1990年には、ソ連で最初で最後の大統領に就任し、ノーベル平和賞も受賞しています。
自国の自然環境と経済の発展の中、アラル海で起こったことは、非常に暗示的であり、環境と真剣に向き合うきっかけになったとコメントしています。そう、アラル海で起こったこととは、経済の発展と産業育成を優先した結果、世界第4位の広大な湖が消滅してしまったことです。
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大統領に就任後、1992年には、国際的な環境組織、グリーン・クロス・インターナショナルを設立し、環境教育と紛争地域での水問題への取り組みを開始しています。
貧しい地域や紛争が起きている地域程、水不足が起きており、その水不足は紛争によってよりエスカレートするという負のスパイラルに陥っていること、そして、世界中の人たちがきれいな水を飲むための権利を強化するため、世界中での条約を整備する必要があると提言しています。
最後に、彼の印象的なコメントをお届けします。「私達は変わらなければなりません~現状を良い方向に転換するために、チャンスは残されているのです」

関連webサイト
UNEP Champions of the Earth 2006(英語)
http://www.unep.org/champions/Winners/winners2006/default.asp?ct=e1