社会起業家ジョン・ウッド

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こんにちは。雑誌「オルタナ」編集長の森 摂と申します。
今回は、初めての試みとして、green.tv japanさん、環境ビジネス系ウェブサイトの
Greenz.jpさんとオルタナによるコラボレーション・インタビューを試みました。
登場して頂いたのは、Room to Read (RtR)というNGOのジョン・ウッドCEO(最高経営
責任者)です。
RtRとは、途上国に学校や図書館などの教育施設を設立する活動を続けており、現在カンボジア、インド、ラオス、ネパール、スリランカ、ベトナム、南アフリカなどの国々で活動しています。

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ジョン・ウッド氏はマイクロソフトの幹部社員だったのですが、ある日、トレッキングのために訪れたネパールの小学校の図書館に本がほとんどなかったことに心を痛め、それを機にマイクロソフトをやめ、RtRを設立したのです。
マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏もメリンダ夫人らとともにビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を設立し、「ワクチンと予防接種のための世界同盟」への7億5000万ドル(約850億円)など巨額の寄付で知られています。
しかしウッド氏は世界の市民たちを巻き込む手法で、ビル・ゲイツ氏や投資家のウォーレン・バフェット氏らの巨額の寄付とは一線を画した社会貢献を続けています。
巨額の寄付か、草の根的な社会貢献か。どちらかの手法が正しく、一方はそうではないといった問題ではありません。
しかし、ジョン・ウッド的な手法が、より多くの市民を巻き込むことで活動が永続的になり、より広範囲の社会貢献ができるのだとしたら、評価されるべきなのかも知れません。

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今回のインタビューは12月中にGreenz.jpさんのウェブサイトに掲載されるほか、私
たちの雑誌オルタナの6号(08年1月発行)で見開き2ページの記事として掲載され
ます。green.tv japan、Greenz.jp、オルタナの3者は今後、このような形で連携を
深め、メディアとしてアライアンスを組んでいく計画です。その名もグリーン・メ
ディア・アライアンス(GMA)。こちらの活動にもご注目下さい。

関連webサイト
オルタナ   http://www.alterna.co.jp/
http://www.alterna.co.jp/

greenz.jp http://greenz.jp/
http://greenz.jp/