アースジャーナル

日本の環境エキスパートが送る環境ニュース2007
グリーンTVでは、毎年一年を振り返り、地球環境を主としたニュースから国民の環境意識向上を目的とした「日本の環境エキスパートが選ぶ環境ニュース3」を発表します。 この企画は、2008年からその中の注目すべきトピックスを映像化し、国内外にブロードバンドを通じて情報発信をしていきたいと考えております。

2007年エキスパートが選ぶ、トップ3以外にも気になった環境ニュースは

環境ニュースTOP3

猛暑 国内の最高気温の記録74年ぶりに更新 熱中症でも死者多数

74年前はあまり温暖化してなかったのだから、温暖化しなくても40.8℃の日があった、というのが面白いところです。たまたますごいフェーン現象とかあれば、そういう温度は出るわけです。それだけ考えると、今年の40.9℃だって温暖化と関係あるか分かりません。しかし、日最高気温のベストテンを見ると、ほとんどが近年に集中していますので、近年に暑い日が起こりやすくなっているのは間違いありません。その原因の一部は都市化である可能性がありますが、一部は温暖化と考えられます。という具合で、今回の最高気温記録は、異常気象と温暖化の関係を説明する上で興味深い事例になったと思います。

原油価格が100ドルに迫る

原油の年間平均価格はこの10年で6倍以上になっています。サブプライム問題や、余剰の投機マネーの流入などを原因とする声も多いが、ピークオイルなど資源の生産性低下による供給量低下、余剰生産能力の減少、地政学的リスクの高い地域での供給への依存などの長期的な構造問題も見逃せません。

エネルギーのほとんどを海外の原油・天然ガス・石炭・ウランに依存する日本は、先進国家の中でもきわめて脆弱な存在であり、見た目の価格の安さに左右されることなく、エネルギーや食料の海外依存度を下げるのは国家の生き残りにかかわる経済の火急の経済課題です。

天然資源の持続的利用へ——UNEPが国際パネル設立

IPCCが温暖化に関する科学的評価を政策決定者、意志決定者に与え、それを元に温暖化対策が進展した。一方、地球規模の持続不可能性という問題は、地球温暖化だけではない。生態系生産能力の喪失と地下資源の枯渇である。この2つの資源について、UNEPが科学的評価機関を創設することは、持続可能な社会をつくるために絶対に必要なことである。

象牙の限定輸入決定

今年の第14回ワシントン条約締約国会議で、各条 件が整えば、日本が南アフリカ諸国から象牙を輸入 することが決まりました。象牙の輸入は1989年に世界的に禁止になりましたが、過去にも一度、例外として日本が輸入国とな り南アフリカの3カ国から輸入をしています。世界的に見ると、アジアや中央アフリカなど、ゾウが絶滅の危機にさらされている地域は多くあります。
こうしたゾウ達の密猟がいまだ絶えない中、私たち日本人は本当に象牙をそれほど必要としているのか?今回の輸入の決定は本当に大多数の国民の意図を反映しているのか?非常に疑問を感じます。

絶滅の恐れのある野生生物

毎年発表される国際自然保護連合(IUCN)の絶滅の恐れのある野生生物のうち、2007年のリストには過去最大の1万6306種が掲載されることになった。
(出典IUCN、2007年)

環境報告ガイドラインが改訂

環境報告ガイドラインが改訂され、生物多様性と金融のグリーン化の項目を追加

ついに海が二酸化炭素を吸収しなくなった。

2007年10月20日 BBCニュースより
海洋の二酸化炭素吸収が減少している。

科学者によると、世界の海洋が吸収している二酸化炭素の量が減少してきている。イーストアングリア大学の研究者たちは、自動測定装置を装備した商船からの9万を超える測定結果から、二酸化炭素吸収量を計測した。北大西洋におけるこの10年間にわたる研究結果によると、二酸化炭素の吸収は、90年代半ばと、2000年〜2005年のあいだに、半分になっていた。科学者たちは、海洋の温室効果ガスの吸収が減れば、地球温暖化はさらに悪化する可能性があると考えている。(つづきは・・・)

水素カー、いよいよ本格登場!

日本メーカーの法人向けリース始まる。

国際生物多様性会議

国際生物多様性会議;(UNEP the Convention on Biological diversity)(2007-5-22)
会議の焦点は、生物多様性と気候変動。現在の生物多様性が消滅するスピードを2010年までに減速することを国際的に強力にコミットすることであった。

日本政府が南極海における“調査”捕鯨でザトウクジラの捕獲を見合わせ

我々一人々々が日常生活では"無駄"を排除し、政治・行政においては
"節約"を訴える国民運動を起こす兆しも見せないこと。

家電リサイクル法不正発覚

CSRという言葉は普及しても現実は変わらないという実例。環境問題の本当の深刻さは、問題そのものよりも、実効性のある対策がとれないという社会の側にあるのではないか、と思う次第です。

グッドニュース

「マイ箸」がブームになってきたこと!
小さいですが大きな一歩!
日本では「成功第一号」だと思います!

日本やアメリカなど、世界各地でミツバチが激減している謎に注目が集まった

グーグルが「カーボンニュートラル企業」を宣言!再生可能エネルギーの開発に巨大投資を行う。

グーグルが「カーボンニュートラル企業」を宣言したことで、アメリカ企業への影響だけでなく、日本企業への影響も期待できそう。データセンターの建設に加え、数年内に再生可能エネルギー1ギガワット級の発電所の建設を目指す活動は、CSRとしても特筆すべきでしょう。

イギリス、2050年までに60%減の目標と気候変動法が施行(11月)

バイオ(エタノール)ガソリン試験販売開始

IPCCが温暖化に関する科学的評価を政策決定者、意志決定者に与え、それを元に温暖化対策が進展した。一方、地球規模の持続不可能性という問題は、地球温暖化だけではない。生態系生産能力の喪失と地下資源の枯渇である。この2つの資源について、UNEPが科学的評価機関を創設することは、持続可能な社会をつくるために絶対に必要なことである。

UNDPが人間開発報告書で貧困と気候変動を関連づけた提言を行ったこと

<インドネシア>代替燃料製造で熱帯雨林の破壊進む

(12月1日19時8分配信 毎日新聞)

インドネシア・バリ島で気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)が3日、開幕する。アジア最大の熱帯雨林を誇るインドネシアでは、軽油の代替燃料としてバイオディーゼルの需要が伸びる中、原料(パーム油)となるアブラヤシの栽培が急拡大している。だが、大規模農場開発は熱帯雨林の破壊だけでなく、地中に蓄えられた温室効果ガスの大量放出を招き、逆に環境に大きな負荷を与えている。【クアラチナク(インドネシア・リアウ州)で井田純】(つづきは・・・)

東京都 混迷する国を先取りして、排出量取引、環境税、自然エネルギー促進の三点セットの導入表明

国内各地でクマが激減した!

国際自然保護連合(IUCN)の絶滅の恐れのある野生生物のうち、2007年のリストには過去最大の1万6306種が掲載されることになった。
国内でも、当協会がアンブレラ種として特に保全に力を入れているクマが、2007年度秋は、ほとんど見られなくなった。わたしたちは、2004年から2006年の3年間で棲息推定数の90%のクマが有害獣として殺されたと見ている。生き残ったクマは、2007年の夏までに有害獣として殺し続けられた。今や絶滅が危ぶまれるのに、国はいまだにクマの狩猟や有害駆除を認めており、有効な保護策は何もとられていない。早急に天然記念物指定を行うべきである。
小さな虫まで含めると、環境の悪化により、大量種が絶滅に追い込まれていっていると考えられる。無数の生物種によって作り上げられて来た地球環境が、取り返しのつかないダメージを受けていく。何とかしようという人々が、少しずつ増え始めてきたのが希望である。

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